昨日の午後、娘のフォーマルドレスを新調しようと思って、出掛けました。
その時の私は、私だけの感覚でしたので、普通に店員さんとお喋りしながら、普通に娘とドレスを選んでいたの。
気になったドレスがあったので、娘は試着することになって、試着室へと入ったのですが・・・なかなか出てこないの。
私は心配になったので、声を掛けたら・・・どうやって着たらよいのか、わからない、着れないよ~って、今にも泣きそうで、かなり焦った様子なの。
仕方ないから私も試着室に入って、着るのを手伝い、なんとかドレスは試着することができ、ホッとしたのです。
何着か試着して、素敵なドレスが見つかったので、あるドレスが着れないという、娘にとっては恥ずかしくなるようなことがありましたが、その話題に触れることもなく、今日を迎えました。
そしてさっき、ふと思ったの。
昨日はお出掛け中、愛得ちゃん、愛砂ちゃん、キラキラちゃんたちの存在がまったくなかったので、娘のドレスを普通に選んでいたと思っていましたが、実際はキラキラちゃんは娘に重なっていたのです。
ドレスが着れない・・と、娘が困っていた時に何故、そのことに気づかなかったのかと、先ほどになって思いました。
そうなんです・・・キラキラちゃんが重なると、私も洋服が普通に着ることができなくなるんです(笑)
あの時、キラキラちゃんは娘と重なっていたのです。
そして、あのドレスを店員さんが選んでくださり、最終的に決まったと思いました。
いつもなら地味めなドレスを選んだと思うの。また店員さんも、そういう感じのばかりを選んでくれるの。
でも昨日は、この色が良いですよ~と、店員さんが選んだのは、とてもきれいな明るい色のドレスだったのです。
その色を見て私も娘もかなり驚きましたが、試着したら、すごく似合っていて、結局このドレスに決めたのです。
それで、昨日、何故ドレスが着れなかったのかしら?と、ふと思っていたところ・・・キラキラちゃんを思い出したわけです。
普通に考えても、娘がドレスをひとりで着れないだなんて・・・おかしいですものね。
また娘もキラキラちゃんの気持ち(キラキラちゃんが服を着たいと思っても、なかなか着れないということ)も、わかったのです。
いつもは私にキラキラちゃんは重なっているときに、私が服が着れないと言ってるのですが・・・
それは本当なんだ・・私の演技ではないんだ・・と、今回のことで娘がわかってくれました。
一度も人間をしたことがない存在との生活は、笑っちゃうくらいにおかしいことばかりありますが、私たち家族は日々、真面目に暮らしています。
キラキラちゃんは今も洋服を着るのが苦手ですが、それでも一生懸命に生きている人間の真似っこをしながら、そんな人間を応援してくれます。
昨日の店員さん、着れないといっている娘に対して、ほんとうに優しい態度で接してくださりました。
店員さん、ありがとうございました。